かみ速study

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文脈効果でパート7を攻略【心理学でTOEIC攻略】

 

本日はパターン認知の心理効果「文脈効果」をご紹介します。

パターン認知モデル

心理学では、人が言語を理解するとき、言語刺激と一致するパターンを記憶から探す仕組みであると理解されています。

これをパターン認知と呼び、主に2種類の考え方があります。

 

1.鋳型照合モデル

鋳型とは成形に使用する型枠のことです。屋台のたこ焼き屋をイメージしてもらえば分かりやすいかと思います。

たこ焼きを焼いている風景

 

鋳型照合モデルでは、人は脳内に何種類もの鋳型を持っているとしています。

鋳型は言語の意味に対応していて、外界からの文字刺激と一致する鋳型を探し出すことでその文字の意味を理解する仕組みである、としています。

鋳型照合モデルのイメージ図

 

2.特徴分析モデル

特徴分析モデルでは、文字を複数の特徴の塊とみなしています。

例えば「田」なら、縦3本と横3本、画数5角、など様々なデータの並びと見なします。

人の記憶の中にも項目別のリストがあり、各項目に対して文字刺激と一致するか選別されます。

そして全ての特徴が一致する記憶情報が選択され、意味を理解できるという仕組みです。

このように言語を特徴に分解する方が検索効率が良いとして提案されたのが特徴分析モデルです。

特徴分析モデルのイメージ図

 

どちらが正しいかは未だ不明ですが、人の文字理解の仕組みを説明する貴重な研究です。

 

一方で、単語や文章を理解する場合には文字単位ではなく、単語単位で理解しているという研究結果があります。

それが心理効果の1つである「文脈効果」です。

 

文脈効果とは

先ほどご紹介した2モデルは、「外界の言語刺激を受けて記憶をたどる」というボトムアップ的な仕組みでした。

しかし、記憶中の情報を先に呼び出し、それを外界の言語刺激と照合するという、トップダウン的な処理がセルフリーヂによって発見されました。

 

まずこちらをご覧ください。

thecatに見える画像

「THE CAT」と読めますが、真ん中の文字「H(A)」はどちらも同じものです。

つまり、前後の文字の違い(文脈)が、「H」と「A」どちらに読むかを支配しているんです。これを「文脈効果」と呼びます

人が言語を文字単位で認識するなら文脈効果は起こり得ません。逆に言えば、人は単語以上の単位で言語を理解しているというわけです

 

英語の文脈効果は起こりにくい

先ほど「THE CAT」を紹介しましたが、英語が苦手な方は読めなかったのではないでしょうか?

先ほど読めたという方もこちら、読めますか?

honarableに見える画像

何が言いたいかというと、身近じゃない単語には文脈効果が発現しにくいんです。

 

他の例を挙げるなら、日本語の新聞はすぐ読めますが、英字新聞は1記事読むのも数分かかりますよね?

日本語は文脈効果が発現するので1文字ずつ丁寧に読まなくても理解できるのに対し、不慣れな英語だと文脈効果が発現しないためです。

 

文脈効果とTOEIC攻略

さて、ここからは本題のTOEICについて考えていきましょう

TOEICパート7の長文問題はかなり時間のかかる難問パートです。初心者はパート7のせいで最終問題を解けないまま時間切れになってしまう方が多いでしょう。

 

一方、上級者がなぜ時間内に解き終わることができるかというと、文脈効果のおかげなんです。

英文に慣れているため英文でも文脈効果が発現し、サーッと流し見るだけで、あとは文脈効果さんが勝手に理解させてくれるんです。

初心者と上級者の文章理解の違いを表す図

 

文脈効果を発現させる方法

どうしたら文脈効果を身に付けられるの?

文脈効果を発現させるには、単語力と文章力が必要です。

まず、「T●E」と単語が提示された際に、「THE」の可能性が高いと判断するために、単語「THE」を知っている必要があります。

次に、「T●E CAT」と文章が提示された際に、「『CAT』の前には『THE』が付く確率が高いぞ」という文章力も必要です。

 

単語力を身に付ける

単語暗記については、当ブログで紹介している「およそ暗記」を使います。

www.kami-kaze.com

 

文章力を身に付ける 

文章力に関してですが、文脈効果を身に付けるのが目的なら参考書の黙読が有効です。

その際は難易度の低い文章を用いると良いでしょう。

既知の単語が、文章の中にどう配置され、どんな繋がり方をしているのかを理解することで、そのうち文脈から推測できるようになってきて、それを無意識に行えるようになれば文脈効果の完成です。

 

文脈効果は知識と違い、体で覚える要素なので、とにかく数をこなしましょう。

一朝一夕にはいきませんが、文脈効果があると知っているだけでもTOEICで有利になるはずです。今まで1文字ずつ丁寧に読んでいた方も、何となくでいいんだと思えば、時間短縮&点数アップに繋がるはずです。

 

以上今回は心理効果「文脈効果」を用いたTOEIC攻略法をご紹介しました。

心理学を応用したTOEIC攻略法を今後も随時ご紹介していくのでお楽しみに!