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【初心者向け】5分で分かる大学院!高校生のための講座!

 

 大学院とは?

大学院までの過程

 

上図のように、高校卒業後、大学に進学すると、その後に大学院へ進学することができます。

大学と大学院は基本的に同じキャンパス内にあって、大学関係者が運営しています。

 

大学院といっても2種類あり、1つは修士課程、2つ目は博士課程です。修士課程は2年間、博士課程は3年間です。

2つのうち、一般に大学院と呼ばれるのは修士課程です。

ちなみに、大学は大学院と区別するために、学部と呼ばれることもあります。

 

修士課程は、大学よりも専門性を高めるイメージで、博士課程には研究員になる人だけが行く場所だと思ってください。

 

大学院では講義と研究を行う

大学院を知る前に、まず大学を理解しましょう。

 

大学とは、高校と同じように授業(大学では授業を講義と呼びます)を受けます。

ただし、高校と違い、授業は専門分野の科目が中心になります。

(ここで、専門分野とは、医学部、工学部などです。医学部なら専門は医学になります。大学院に進学すると、専門分野のことを「専攻」と呼ぶようになります。)

 

大学院も基本的には同じで、大学と同じように講義を受けます。

ただし、大学4年間で60科目以上の講義を受けなければならないのに対し、大学院では2年間で最低10科目受けるだけです。

その代わりに、講義の他に研究活動を行い、その結果をまとめたもの(卒業論文)を書かなければ卒業できません。

 

研究活動についてもっと知りたいからはこちらを参考下さい↓

kami-kaze.hatenablog.jp

 

卒業論文とは?

卒業論文という言葉くらいは皆さん聞いたことがあるかと思います。

卒業論文は、大学院で2年間かけて研究したことをまとめた本で、それを見ればあなたが行った研究がどのようなものか誰でも分かるように事細かに書き記したものです。

量としては、人にも寄りますが、だいたいA4の紙100枚です。

 

高校生の皆さんには、研究活動といっても具体的に何をするのかイメージしにくいでしょうが、要は自由研究と同じです。

 

自分の専攻に関するテーマを1人1つ決めて、実験したり、パソコンで解析したりします。

例えば、生物学科であれば「サボテンに24時間ずっと光を浴びせ続けてたら大きく育つのか?」を実験したり、「植物が育つ生体構造をプログラミングによりパソコン上で再現し、パソコンの中で植物を育てられるアプリを開発」したりします。

 

大学院では、1テーマについての研究を2年間かけて行います

 

Q&Aで理解しよう

それでは、大学院と知るための解説をQ&A形式で紹介していきます。

 

Q.何年通うの?

冒頭で説明した通り、一般に大学院と呼ばれるのは修士課程で、2年間通います。

 

Q.卒業後はどこに就職するの?

基本的には大学4年間で卒業した場合と同じです。

ただし、専門知識が高いため、その分野の専門職につく人が多いです。

また、就職後出世コースに乗るために、大学院卒でなければならないという企業もあります。

 

Q.給料は違うの?

多くの企業において、院卒は大卒よりも給与が高く設定されています。

 

下のグラフは、大学(学部)で卒業した場合と、大学院を卒業した場合の、男性の賃金を表しています。

最大で200万円の年収差があることが分かります。

f:id:KaMI_KaZE:20180726041111p:plain大学院卒の賃金プレミアム - 内閣府 経済社会総合研究所より引用)

 

女性についてはこちら↓

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大学院卒の賃金プレミアム - 内閣府 経済社会総合研究所より引用)

 

Q.どのくらいの人数が行くの?

 大学にも寄りますが、理系であれば半分程度は行きます。

一般に難関大学ほど院進学率は高い傾向にあります。

 

東京大学や京都大学など、偏差値の高い上位校では90%以上が大学院へ進学します。

中堅大学は約50%、下位の大学では約30%まで下がります。

 

院進学率は年々上昇しており、2010年時点で7万人が進学しています。

f:id:KaMI_KaZE:20180726041356p:plain

大学院卒の賃金プレミアム - 内閣府 経済社会総合研究所より引用)

 

 

進学率の詳細はこちら↓

kami-kaze.hatenablog.jp

 

Q.「理系なら院に行くのが当たり前」と担任から言われたが?

私もそう言われたことがあります。

でも、そんなことありません!

騙されないでください!

 

理系でも学部で卒業する人がたくさんいます。

実際、私の大学では院進学率が30%程度で、院進学者は少数派でした。

 

一般に上位校ほど院進学率が高く、下位校ほど院進学率が低いです。

高校の先生は、高校の評価を高めるため、上位校に進学させる教育を行います。

そのため、上位校の情報ばかり集めてしまいます。

そして、その情報が上位校に限られたものだとも知らずに、生徒に間違った情報を伝えてしまうのです。

 

言われたことを鵜呑みにするのではなく、自分で情報を取捨選択しましょう。

 

Q.大学に進学したら、そこの大学院に行かなきゃいけないの?

必ずしもそうではありません。

 

院進学例としては、早稲田大学に進学した後、「学歴が欲しい」と言って東京大学大学院に進学するなどがあります。

 

大学から同じ大学院に進学することを、「内部進学」と言います。

一方、違う大学の大学院に進学することを、「外部進学」と言います。

 

一般に内部進学しようとする学生は、ほぼ100%合格します。

反対に、外部からの受験者は非常に厳しい戦いを強いられます。

 

これは、たとえ本番の試験の点数が高かったとしても、他大学の教育を受けてきた学生よりも、自校の教育を受けた学生の方が信頼できると判断するためです。

 

また、外部受験者は同じように他の大学院も受験している可能性があるため、確実に進学してきてくれるとは言えないため合格を出しづらいのです。

 

Q.大学院試験の内容は?

院試(大学院試験)では、専門試験+英語試験+面接というのが一般的です。

 

  • 専門試験
    専門試験については、5択問題や穴埋めの大学もあれば、記述式の大学もあります。また、それらの組み合わせの大学も多いです。
  • 英語
    英語試験は、各自で受けたTOEICの点数を提出し、それによって評価される所が多いです。
    東京大学に関しては、TOEICではなく、TOEFLの点数を採用しています。
    ただし、TOEFLは受験料が高額なため、各自で事前に受けなくても、受験当日に無料で受験することが可能です。
  • 面接
    そして最後に面接があります。
    内容は大学院ごと、担当する面接官ごとに異なります。 
  • 推薦入試
    その他に、推薦入試もあります。
    一般的に、内部生であれば学科(クラスみたいなもの)内で上位20%程度の学生が対象になります。
    外部生用の推薦入試であれば、上位10%程度にあれば受験できます。
    上記の成績条件を満たした学生に受験資格が与えられ、面接や口頭試問によって選考されます。 

 

Q.外部受験者は不利?

前述の通り、院試(大学院入試)は基本的に専門試験、英語試験、面接の3つで構成されます

 

専門試験については、筆記試験で行われ、採点基準は内部も外部も同じです。

ただし、試験問題がその大学で使用している教科書に類似したものが多いため、その教科書で勉強してきた内部生の方が有利といえます。

 

そのため外部受験する場合には、受験する院と同じ大学(学部)でどの教科書を使用しているか調べて購入しておくことをオススメします

どの教科書を使用しているかは、各大学のシラバス検索サイトで確認できます。

 

次に英語試験についてですが、TOEICやTOEFLの点数が採用されるため、採点は大学側ではなく、委託された企業が行います。

そのため、英語試験に関して有利不利はなく、能力がそのまま反映されます。

 

逆に言えば、内部受験者でも英語試験だけは誤魔化せないので、しっかりと実力をつけておくべきです! 

 

そして面接についてですが、内容は大学院によって異なりますが、採点方法には傾向があるように思います。

 

前述の理由から内部進学者にはぜひ来てほしいため、たとえ筆記試験の点数が悪くても、内部生の面接点を高くして合格にさせる大学院が多いです。

一方、外部受験者には、そのような手助けはしてくれません。

 

これが、内部受験者の合格率がほぼ100%なのに対し、外部受験者の合格率が50%以下になってしまう原因です。

 

私も外部受験だったため面接点が非常に低かったです。内部進学者と比べて6割程度の点数でした。(ただ私の出来が悪いだけだったらごめんなさい。。)

 

Q.院進学まで考えて大学を選ぶべき?

先ほど外部受験者は不利だということをお話しました。

 

では、大学受験のときから院進学まで考えた大学選びをしなければならないのでしょうか?

 

絶対に院進学する方で、行きたい大学院をもつ大学に進学できるのであれば、そうした方が良いでしょう。

 

ただし、内部生なら合格できるという安心感から、院試勉強を怠ると、無能な大学院生として卒業し、学歴があるがために周囲からのプレッシャーに押しつぶされてしまうでしょう。

ちゃんと勉強できるという自信のある方なら、内部進学できる大学選びをした方が良いです。

 

しかし、大学受験に比べて院受験は難易度が低いと言われており、外部受験をする場合には、今より上位の大学に進学できるケースが多いです。

 

例えば、高校3年時には偏差値40の大学にしか入れなかった人でも、大学院は偏差値70の大学の院に入学することは十分可能です。

これは、大学受験に比べて院試では試験科目が少ないことが理由です。

しかも、その少ない科目はすべて専門科目で、自分の得意な科目です。

そのように、外部受験にはメリットもあります。

 

また、院に進学するかどうかは大学4年間の間に心変わりするかもしれません。

逆に、4年間の間に院に行きたくなるかもしれません。

特に20歳前後の方は可能性が多い分、心変わりしがちです。

そのため私は、大学選びよりも外部受験でも合格できる学力を身につけることが最重要だと考えています。

 

Q.大学院は併願できる?

できます。

 

院試に関しては、国立大学でも各大学によって試験日程はバラバラです。

大学院試験では、国立、私立に関わらず、日程が重なっていなければ何校でも併願が可能です。

実際私も約5校併願しました。