さて今回は理系の、特に工学部生に馴染み深いプログラム言語「fortran」をご紹介していきます。

最近流行りのプログラム言語というと、pythonやjava、C言語などが主流ですが、fortranは工学部生がよく使用するプログラム言語として今なお現役です。

特に工学系学生が多い東京工業大学で重宝されているプログラム言語ですね。

 

fortranとは

python等では行列の計算の計算が簡略化できるのに対し、fortranは計算式を全て自分で入力する必要があるため、数学系の人からは「fortranとか古すぎ」と言われてしまいます。

ですが、より実務的なのはfortranの方なんです。

他の言語に比べてfortranは計算スピードが速いため、計算のみに着目すれば決して劣っていません。

そして何より、始めるのが超簡単なんです!

今回ご紹介するように、たった30分でプログラムを回せてしまいます

それでは早速fortranの環境設定から始めていきましょう。

 

fortran環境設定のやり方(所要時間12分)

やり方は簡単3ステップです。

時間的には15分程度で完了しますので、気負いせずに始めてみましょう

1.まずはインストールサイトhttp://sourceforge.net/projects/mingw-w64/files/?source=navbar にアクセスし、fortran環境の基盤をインストールします。

2.アクセスすると↓のような画面が表示されますので、緑のダウンロードボタンからダウンロードを開始して下さい。

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3.ダウンロードしたら、そのファイルを開いて実行します。

パソコンへの変更を許可しますか?と表示された場合はYesを選択しましょう。

その後は全てNextをクリックして完了させます

初心者の方は「インストールフォルダが見たことない場所になっている!」と思うかもしれませんが、そのままで結構です。

Nextを押して行って、最後にfinishを選択する画面が出たら完了の合図です。

以上でインストールが終わりました!

案外早くて簡単でしたね。

 

fortran作業ファイルを作成する(所要時間10分)

インストールが完了したので、次は作業ファイルを用意しましょう

これを1つ作っておくとすごく便利ですし、10分もあればできるので、やってみましょう。

 

1.まず、エクスプローラを開いて、Cドライブ内に直接startというファイルを作成します

Cドライブは下図のように、「(C:)」という表示がある場所のことです。

「ローカルディスク(C:)」と表記されている場合が多いです。

それをクリック→右側に出てくる画面内の空いたスペースで右クリック→新規作成→フォルダ→フォルダ名に「start」と入力します。

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2.別のエクスプローラを開き、「PC」→「ローカルディスク(C:)」→「Program Files」→「mingw-w64」→「x86_64-5.2.0-posix-seh-rt_v4-rev1」を開き、mingw-w64.batを右クリックしてコピーします。

そして、先ほど作成したstartフォルダ内で右クリックして貼り付け(ペースト)します。

 

3.今ペーストした方(startフォルダ内の方)のmingw-w64.batを右クリックし、編集をクリックします。

すると以下の文字列が表示されます。

そのうち、「cd "C:¥"」の部分を削除して上書き保存します。

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これで環境は整いました!

次項では、早速fortranを回してみます。

 

早速fortranを回してみよう

環境さえ整ってしまえばあとは簡単です。

たった2ステップでプログラムを回すまで達成できます。

 

ステップ1:コード作成(所要時間5分)

まずはプログラムのコードを作成します。

1.メモ帳機能を開きます。

 

2.メモ帳に

write(6,*)”fortran start”

end

と、下図のように入力します。

それぞれ文頭に半角のスペースを6つ入力しておくのを忘れないようにしてください。

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3.作成したメモ帳をstartフォルダに保存します。

名前を付けて保存→「ファイルの種類」を「すべてのファイル」に変更→「start.f」として保存します。

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ステップ2:プログラムを回す(所要時間3分)

それでは本番です!

作成したコードを回してみましょう!

1.startフォルダ内のmingw-w64.batをクリックして起動します。すると、コマンドプロンプトと呼ばれる黒い画面が表示されます。

 

2.コマンドプロンプト内にgfortran(これでダメな場合はf77)と入力し、半角スペースを打ちます。

その後、startフォルダ内のstart.fをドラッグして、先ほどの半角スペースの後ろに持ってきます

すると、下図のような文字列が表示されるはずです。

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3.ドラッグしたら、そのままEnterキーを押しましょう。

すると、startフォルダ内に「a.exe」というファイルが作成されます。

 

4.作成された「a.exe」をコマンドプロンプトにドラッグしていき、Enterキーを押します

すると画面に、「fortran start」と表示されるはずです。

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これは、先ほど「start.f」に入力した文字列と同じですね。

つまり、先ほどのプログラムコードが無事回ったことで表示されたのです。

試しに先ほどのコードの「”fortran start”」の部分を好きな言葉に変更してみて下さい。

その文字列が表示されるはずです。

その際は、gfortranから打ち直すのをお忘れなく!

 

以上今回はプログラム言語の中で最も簡単なfortranの始め方をご紹介しました。

プログラム言語に対して難しく感じていた方も、より身近なものとして感じて頂けていれば幸いです。