活性化拡散モデルとは

脳の言語処理については諸説ありますが、個人的に最も有力と感じるのはCollins&Loftus(1975)の「活性化拡散モデル」です。

活性化拡散モデルでは、「赤」「唐辛子」「辛い」などの「概念」がノード(点)で表されいます。

ノードは意味的関連に基づいてリンクしたネットワーク構造を成しています。

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Collins&Loftus(1975)より作成

 

言語処理の過程

活性化拡散モデルでは、「活性化の拡散」という処理過程を想定しています。

ある概念を思い出す場合、その概念ノードが活性化して、思い出すことができます。

そのときに、その概念ノードとリンクしているノード(意味的に関連の強いノード)にまで活性化が拡散するのです。

実物の唐辛子を見て、「唐辛子」という名前を思い出したとします。
そのときには、「唐辛子」のノードが活性化されると同時に、「赤い」「辛い」などの関連ノードも活性化が拡散します。

だからこそ、唐辛子入りのトムヤムクンを作ったら「唐辛子」→「辛い」→「喉乾く」となり、「水も一緒に用意しよう」と素早く行動できるのです。

 

音韻的繋がり

また、Collins&Loftusの活性化拡散モデルにおけるノードの繋がりは意味的な繋がりだけでなく、音韻的な繋がりもあることが言及されています。

音韻的な繋がりが強いものもリンクしていて、活性化が拡散されるとしています。

 

以上今回は言語処理の過程を表した、活性化拡散モデルを紹介しました。

活性化拡散モデルは、プライミング効果と深く関連しています。

プライミング効果は別記事で紹介していますので、関連記事からチェックしてみてください
参考:A Spreading Activation Theory of Semantic Processing, Collins&Loftus, 1975