
面接選考で1番重要なのは、自分を理解してもらうことです。単純なことですが、これがなかなか難しい!
接官側も理解しようと丁寧に聞いてくれますが、素人に口頭で自転車の乗り方を説明するのと同様に、初対面の面接官に自分を理解してもらうのは至難の業です。
でも、ポイントを抑えたアピールにより、わずか10分足らずで伝える面接術があります!
トラウマを話すべし
ほとんどの就活生が「面接は自分がいかにすごいかを見せる場所」と思いがちですが、そんなこと面接官は求めていません。
起業経験も留学経験も、学生レベルのものをすごいと感じる面接官はゼロです。
面接官は社会人であり、普段から会社組織レベルのプロジェクトを知っているからです。
そして、実績は事実であり、誰にでも同じことができてしまいます。
面接官が本当に知りたいのは、あなたの個性です。
あなたにしか出来ない経験と考え方を知りたいのです。
自分を知ってもらうには同じ側に立ってもらいましょう。
起業経験や留学経験等の高いスキルを自慢すると、相手は尊敬こそすれ親しみは感じません。
そこで芸人がよく使う心理テクニックが、まず自分の負の面を見せることです。
具体的には、自分がずっと抱えているトラウマがあると便利です。
部活の引退試合で、最後の最後に自分のミスで逆転負けしてしまい、それ以降イップスになってしまったとか。
まずは自分の弱い要素を思い浮かべてみましょう。
※ただし恋愛系はプライベート感が強く、就活にもふさわしくないので避けること。
起承転結
志望動機は起承転結の物語で構成しましょう。
「起」: 導入→「承」: 展開→「転」: 逆転→「結」: 結び
具体的には、まず〜。そして〜。でも〜。この経験から〜。で始まるような文章を繋げていきます。
先日Twitterで応援頂いた読者さんを参考に書かせて頂きますとこんな感じです↓
まず私は北海道の田舎に生まれ、野球だけに打ち込んでいました。そして、高校では2年生の時点で投手としてレギュラー入りし、全国大会に出場するほどでした。しかしそこで頭部への死球をして以降イップスになってしまい、3年時の試合出場回数が極端に少ないです。相手は無事でしたが、おそらく投球前、点数差が開いていることから気を抜いて真剣にストライクを狙わなかった自分への後悔がイップスにさせたのだと思います。私は毎日相手方の家に見舞いに行き、今では親友と呼べるほどになっています。スポーツマンシップにかけた私への当然の報いですが、それでも私は野球を続けたいです。この経験から学んだスポーツマンシップが人を守るということを、子供達に伝える監督になりたいからです。
読者さんは高校生で、スポーツ系の大学に進学する面接内容でしたが、就活でも流れは同様です。
嘘のない原稿を
あらかじめ原稿を書いておくことをオススメしますが、どうしても自分の経験が薄く感じてしまうものです。
でも、絶対に嘘の内容を加えないでください!
もちろん多少話を盛る程度なら問題ありませんが、本当はこうじゃないと自覚したままだと話す際にどうしても自信のない様子が伝わってしまいます。
前述したように、話はすごくなくて良いし、むしろ弱いからこそ個性が表れます。
自分の経験なのですから、それが自分でありそれを面接官は聞きたいんです。
内容よりも、論理的に起承転結で構成できているかの方が重要です。
あなたの個性を表す本当の言葉を作りましょう。
まとめ
- トラウマで親近感を
- 起承転結で構成する
- あなたの個性を表す本当の言葉を