先進国である日本の建設需要は衰退し、近年、海外での建設に繰り出すゼネコン企業が増加しています。

特に大手ゼネコン4社(鹿島建設、大林組、清水建設、大成建設)を中心に東南アジア諸国における事業展開が顕著です。

でも海外の建設現場で働くのは何となく汚そうで危険そうで、周辺環境も不便で治安が悪いイメージですよね?

今回は、海外現場で働くゼネコン社員の体験談として、仕事や日常生活、休日の過ごし方をご紹介します。

 

年収について

海外現場配属になると、海外勤務手当、管理職手当等の手当金が給料に追加され、基本給が国内の1.5〜2倍とも言われています。

海外勤務手当

海外勤務手当は日本からの距離に応じて与えられる手当で、遠い国ほど多くもらえます。

 

管理職手当

発展途上国では人を守る法律整備が不完全なため、過労死という概念もなく、工事現場は日曜日以外週6で稼働しています。

ゼネコン社員も週休1日というのが基本で、また、平日も含め残業代のカウントもされません。

つまり、毎日の勤務時間に関係なく、一律の年収が与えられるということです。

これは日本の現場における管理職と同じ扱いです。

管理職は高い年収を貰う代わりに残業代が出ません。

時短で効率よく仕事することが求められるのです。

 

年収計算すると

先ほど、海外現場の基本給は日本の1.5〜2倍の年収と言いましたが、これには残業代がカウントされていません。

では、残業代含む日本の年収と、海外の年収を比較します。(大手ゼネコンの場合)

海外では東南アジアで年収650〜700程度、アフリカだと750万程度です。(管理職手当等含む額面金額)

日本の新卒社員は、基本給だけで360万、残業代は0〜255万

合計すると、360〜615万。(ボーナス含む)

基本的に残業は法律ギリまで働くので、615万とみなして構いません。

 

以上の計算結果から、海外現場では日本の1.1〜1.2倍程度(+約100万円)です。

 

貯金額は桁違い!

年収は約100万程度差が出ることが明らかになりました。

100万渡されて海外行けって言われても、あまり魅力的じゃありませんよね?

でも海外だと物価が激安で、月2万で生活できてしまうため、貯金額は約2〜3倍違ってきます

私の知り合いでも、海外現場で結婚資金を貯めて、帰ってきてすぐに結婚したパターンが2組います。

 

生活について

主に東南アジアの工事現場に行くことを考えると、低い生活水準に馴染めるか不安ですよね?

結論から言うと、何とかやっていけます。

その理由を何点かご紹介していきます。

 

マンション

基本的に住居は高級マンションです。

物価が安いとか、日本人が金持ちだからって理由もありますが、何よりも途上国の治安が悪いので、しっかりと守られたマンションで無ければ危険だからです。

現場までの通勤も危険なので、専属の運転手に送り迎えしてもらいます

多くの場合、東南アジアにしろアフリカにしろマンション内にプールがついていて、自由に泳ぐことができます。

 

通勤

治安の悪い地域だと、専属の運転手が付いていて、毎日現場まで送り迎えしてもらいます。

休日も運転手に頼んで、大きな都市まで送ってもらい、ショッピングを楽しむことができます。

 

食べ物

現場に日本人は自分だけじゃありませんから、日本人向けの料理も用意されています。

寮で食事が出る場合は毎日「日本風の料理」を作ってもらえますし、安全で高級な場所に寮があるのでたいてい日本風料理店もあります。

 

ここで、「日本風」と書いている理由は、決して日本料理ではないからです。

日本料理だけど、醤油一つとっても日本と同じものは使用していないので、若干味が違います。

そのため多少の物足りなさを常に感じます。

 

まとめ

  • 年収は日本の1.2倍(約100万)
  • 貯金額は2〜3倍
  • 住居はプール付き高級マンション
  • 平日休日とも専属運転手付き
  • 「日本風」の料理はある