
今回は就活生必見、他己分析のやり方を紹介します。
他己分析は就活の基本3ステップの1つです。
- 自己分析
- 他己分析
- 企業研究
自己分析と他己分析はどちらも「自分を知る」ものですが、中でも自己分析が重要で、他己分析はおまけ程度に考えて下さい。
しかし、そうは言っても「自分で全部判断するのは不安」という方もいるでしょう。
そんな就活初心者の方のために、今回は他己分析を1から説明していきます。
その前に1点注意があります!
他己分析を先に行うと、他人からの偏見を持った上で自己分析を行うことになってしまいます。
他己分析とは
他己分析とは、親や友人など、周りの人から見て自分はどんな人間なのか教えてもらうことです。
自己分析では気付かなかった一面が発見できることもあり、自己分析の補助として役立ちます。
ただし、他人が見ているのは自分の一部でしかなく、他己分析には偏見が多々含まれています。
親は自分の外面を知らないし、友人には見せていない自分があるでしょう。
全て知っているのは自分だけなので、他己分析に頼り過ぎないようにしましょう。
成功のカギは「誰に何を聞くか」
他己分析を成功に導くカギは、「誰に何を聞くか」です。
前述した通り、相手によって見せている面と隠している面があります。
相手に見せていない面について聞いても、的外れな答えが返ってきてしまいます。
そのため、「その相手が知っている事を聞く」ことが大切です。
小中学校の友人→根の性格
小中学校の友人に見せているのは、あなたが生まれつき持っている根の性格です。
年齢とともに自制心が強くなりますが、小中学生の頃は誰とでも素でぶつかり合うものです。
根の性格は自制することはできても、いつまでも変わらず内面に秘めている自分です。
外的条件に左右されない、自分の本心とも言い換えられます。
つまり、年収を気にしないで本当にやりたい仕事を見つける手掛かりになります。
大学の友人→人との関わり
大学生になると自制心が固まり始め、計算し計画して行動するようになります。
大学の友人とは、教科書を見せてもらう、異性を紹介してもらうなどの利害関係を意識して付き合っています。
そこからは、利害関係のある人との付き合い方が見えてきます。
大学の友人からの他己分析では、外面ではどんな自分になりきることができているのかを知ることができます。
それを内面と比較することで、自分を偽って人に取り入る能力を知り、営業向きかどうか判断できます。
家族→生活習慣、興味
家族に見せているのは、飾らない素の自分です。
普段の生活習慣から、インドアな事務や内勤作業が向いているのか、外回りの営業が向いているのか分かります。
また、幼少期から今まで、自分が興味を持ったことを教えてもらいましょう。
幼少期は、仕事の年収やモテ度などの条件に惑わされず、本当に興味のあることに向かっています。
その興味が自分の適職に繋がるかもしれません。
塾の先生、家庭教師→計画性、学力の傾向
塾の先生や家庭教師に、他己分析を依頼するのもオススメです。
宿題の提出状況から計画性が分かりますし、何より学力の傾向を詳しく教えてもらえます。
各職業に必要な能力と、自分の学力傾向を比較することで適職判断をしましょう。
部活のコーチ→表現力、引率力
部活やクラブでは、努力の傾向が分かります。
皆努力しているのは当然ですが、それを表に見せる人と、表に出さず、なかなか評価されない人がいますよね?
私は表に出せない派だったので、やる気が無いんじゃないかとよく言われました。
そんな陰の努力者は、技術力という絶対的指標で評価される仕事や、年功序列で評価される公務員などがオススメです。
また、引率力も見ることができます。
チームの先頭に立っていた人は発注者、下から支えるタイプは受注者側の仕事が向いています。
以上今回は他己分析のやり方を紹介しました。
他己分析は恥ずかしくてハードルが高いですが、勇気を出してやってみて下さい。